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葛西 薫
撮りフェス3年目となり、いわゆる絶景だけではなく、この町の営みやここに暮らす人の息遣いが感じられる、そんな応募作が増えてきた。大賞作は、雨の中、町と工場のにじんだ灯が混じり合いまさに室蘭らしい夜景。そこに魅せられてカメラを向けた二人、結局被写体となっていることが可笑しい。
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辻 佐織
まるで、銀河鉄道の夜のワンシーンのような幻想的な写真。悪天候の中、粘り強くロケーションを選んだように感じる。人の気配がないと芯のないフワッとした夜景写真になってしまうが、ストーリーを想像させる絵に仕上げたことは素晴らしい。
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藤井 保
今年は私が密かに思っていた雨、風の悪天候の中での開催でした。
厳しい自然環境の中で何を見て、どう撮るのか?
単に美しい観光ポスター、絵葉書を超えた写真を見たいと思いました。
大賞となったこの写真も真昼の晴天時とは全く違うロマンとドラマが写っていました。
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山口 一彦
輪西の町並みを高台からとらえた写真で、昼間の写真だったら印象に残らなかった。今回は天候が悪く、参加者の皆さんが悪戦苦闘している中、天候を自分のものにして幻想的に室蘭を表現している。室蘭のポスターになって欲しい一枚。
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浅田 政志
雨の中、傘をさしながら三脚を立て必死にシャッターを押す二人のカメラマン。
その先には赤や緑や青に輝く工場の光が、まるで夜空の星のように画面いっぱいに広がっています。
まさに撮りフェスを象徴する光景で、雨開催だった第3回目の大賞にふさわしいと思いました。
撮られ尽くされたように感じる工場夜景に独自の視点をもち、さらに天候さえも味方につける力強さに脱帽です。
新しい室蘭の夜を見せてくれてありがとうございます。
そしておめでとうございます!
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岩崎 拓哉
夜景撮影の天敵とも言える雨の中、傘を差しながらも美しい室蘭夜景を撮ろうとする想いが伝わる1枚です。雨や霧によって、街と製鉄所の明かりがふんわりと輝き、優しい気持ちにさせてくれる作品のように思いました。
雨でも写真を撮りに行きたいと思える、そんな室蘭の魅力が伝わってきます。